「萬福」下鳥羽店@京都市伏見區 特製・麪かため 2005.09.15實食

昨夜は夜中に何度も起こされてへろへろ。睡眠を優先させて朝食も攝取出來なかつた爲、ケフの昼は昨日夕の「大黒」以來18時間以上何も口にしてゐなひ状態で久々に「もりもりと」したモノを喰いたくなつた。
さういふ時、この伏見で目指すはただ一つ、「萬福」の「特製」しかなひつ!!!!!
昼時の「萬福・下鳥羽店」は戰爭である。駐車場からは車があふれ、席の空き待ちが出ることも珍しくはない。私が行つた時は運良くひとり分だけカウンタが空いてゐたのでそこに座る。
ふと見ると、何と9杯分を同時に作つてゐるではなひか?!「超ヤワ」「かため」「普通」「味濃ひ目」「薄ひ目」等、樣々なオーダーに應へてはゐるが、空いてゐる時間帶と較べて明らかに作り方が雜である。夲當にそのオーダー通り完成するのだらうか?と心配になるほどだ。
あと夲日に關してはいつもよりかなり湯切りが甘かつた。ただ「萬福」は客層に合わせてか元々のスープがかなりしよつぱひので、考へ方によつては却つて適正な濃さに調整されて良ひのかも知れなひ。何せ他店ではスープの味を薄めてしまふ爲に邪魔なモヤシがこの店では箸休めとして無ひと困る位なのだ。
さうしてゐるうちにラーメン到着。私の時は5杯分同時に作られてゐたので先程の9杯同時の時ほどは雜ではなかつたのだが、「かため」なのに麪の食感はいつもよりヤワかつた。
でもまあ此の「特製」を前にして、さういふことは些末な亊象に過ぎなひ。通常、ラーメンを食す際は最初にスープを口にするのだが、「特製」の時は先づバラ肉チヤーシウにかぶりつく。あとは中太でややゴワつく麪をわしわしと頬張り、おろしニンニクをとかしたしよつぱひスープをすすり、またチヤーシウにかぶりつくことをただただ繰り返すのみだ。
この「萬福」、私の伏見區ローテでは頂点に位置する店なのだが、人に勸めることが出來るか、と問わるるとさにあらづ、である。その理由のひとつとして日により、いや時間帶により味のブレが大きひことが擧げらるる。日時を變えて何度か試してみることが出來る環境にある人以外にはオススメしかねる。
またそれ以上に自分自身、體調の如何によつては全く食べる氣にならなひ味である、といふことも大きひ。特に食べ歩きで連食さるる時には注意した方が良ひであらう。
うだうだ言つてるよりも、ここはMIG氏のペーヂ(id:ross-mig)に倣つて「○」「×」で書いた方が分かり易ひであらう。


○:細かいことにこだわらなひ人、繊細な味の判別が出來ない人。舌でなく胃袋で味わいたひ人
×:神經質な人、確實に美味ひものを食べたひ人。萬が一イマイチだつた時に再訪出來ない人

月 旧一的評價;☆☆☆。