「麺哲」@豐中 TKO(後編) 2005.08.18(木)實食

前編はこちら→「麺哲」@豊中 TKO 2005.08.18(木)實食 - 麺面日記(TKOとはほぼ無關係な内容でしが)


前囘、大きく話がズレてしまつたが、TKOのレポートである。さういへば前の「MK」の時も前・後編になつてしまつてたよなあ(^^;;
歸り道、運轉しないでもよかつたので、心おきなくハートランド2夲目も空ける。そこで「おまかせ」を頼むと、この「TKO」が出て來た。

TKO

「TKO」の意味につひては以前波平氏のレポート*1やMIG氏のペーヂ*2を參照して頂くことにして、味の評價と行かう。
平氏も書かれた通りMKと比較すると白つぽいスープは、MKとは逆に骨のみで取られたダシ、といふ話から期待した程のコラーゲン系とろみは無かつた。ダシに關しては十分に取れてゐるとは思ふが、骨をガンガン炊いて取つたスープにとろみがついてゐないと少し物足りない氣はする。でもまあ「麺哲」のスープとしてはこちらの方が「らしい」とは思ふし、また夲日に限つて言へばハートランド2夲を空けた後であつたので、こつてり濃厚なのよりはかういふスープの方が嬉しかつたのではあるが。
豚骨こつてりには低加水麪!の意識が根強い私ではあるが、これ位さつぱり系であると別にそこまではこだわらない。この麪につひては詳細を聞いてゐないのだが、スープと良く合つてゐた。「麺哲としては」低目の加水であつたのであらうか。
先程のレアーSPFよりはやや火の通つた桃色のチヤーシウは、脂身が少なくてこのスープとこれまたいいバランスだ。
何だかんだ言ひながらも完食。波平氏のレポートでは「髄の骨粉を排除して」となつてはゐたが、丼の底にはかなりの量の骨粉が溜まつてゐた。今囘の「TKO」は先述の如く「骨のみで肉は使つてゐない」といふことであつたので、MIG氏の食されたものとも若干、趣を異とするものなのかも知れない。
細部を評してゆくとどうしてもMKとの比較になつてしまふのだが、全然知らなひ店でいきなりこのラーメンが出て來たら、かなり驚ひたことであらう。個人的な好みを言ふと、もつと軟骨やスジの「雜味」を入れてとろみを増やした方が好きなのではあるが、それをすると「麺哲」テイストから離れてしまふ。そのイメイヂを保ちつつ、肉成分を使つて・・・となると、今度は「MK」との差別化が難しくなつて來る。
自由度の効かないなかなか難しい位置づけにあるのかも知れないが、次囘作も樂しみにしてゐる。


月 旧一的評價;★★★ +0.5!!