「彩色らーめんきんせい」@高槻 中華そば(化調塩味)煮卵入り 2006.05.17實食

【注文の經緯】
前囘 、あの「和風豚骨」ですら「旨味の押賣り」だと評してゐた私が此の「中華そば」を食べたらどうなるかは火を見るよりも明らかだつたのだが、此の日は何故か毛色の變はつたものが食べたい氣分だつたのでものは試し、とちう悶してみた。
【結果】
豫想以上のジヤンキイさに途中で氣分が惡くなり、完食出來づ(-_-;;
スープが熱いうちは胡椒も強くて問題なかつたのだが、温度が下がるにつれて味蕾をどろどろに溶かしてしまひさうな強烈なグルタミン酸味の猛攻にさらされる。此の後に、 これまたジヤンキイな燒き味噌を平らげた、といふ某箸田製麵 氏の強靱な舌にはほとほと感服する。
【考察】
まあかういふ系統の味であることは百も承知でちう悶したのだから、スープにつひては今更あれこれ言ふまい。それよりも今囘のポイントはまた少し變はつた、といふ麵の方である。
元々此の店は炭酸ナトリユームが主成分の天然鹹水を使用してゐたが、現在は炭酸カリユーム中心の鹹水に變更されてゐるさうだ。それによつて一時と較べるとプラステイツキイさがかなり改善されたとはいへ、私はまだ「きんせい」で麵の食感に滿足した經驗が無い。それは鹹水以外では使用してゐるプライム・ハード種の小麦粉自體の性質も關与してゐるのではないかと推察される。
で、今囘の麵であるが、前囘、限定和風豚骨に使用されたものと比較すると以前の樣に透明感が強くなつた樣に思はるる。食感は以前の樣なゴリゴリとカドばつたプラステイツキイな硬さこそ無いが、やはり啜る際に麵の端がビンビン、と跳ねる感ぢがあり、まるで糸コンニヤクの樣であつた。麵單體としての食感はやはりまだ私を滿足させ得るレヴヱルには至つてゐないものの、スープとの相性は惡くはない。
月 旧一的評價;★★
近く小麦粉の種類も變更さるるかも知れないと聞いたが、次の麵の登場が待ち遠しい。