無鉄砲本店@木津川市

日曜日に尻尾巻いて退散したのでリベンジ。しかし大阪から電車とバスで向かおうとするとダイヤの消化を一分刻みでこなさなければならずかなりハード。バス停が近いのだけが救いですな。
約25名待ち、35分程で入店。

かたねぎお¥700

今更言うまでも無いが、無鉄砲のスープはとんこつと水だけから作り上げられており、先日の東京ラーメンショー2009でもクォリティを落とさず(というかより一層濃厚に)1300杯のラーメンを作り上げた。周りの店主さん達もさぞかし興味津々で注目しておられた事だろう。

強力な火力で骨をぎゅうぎゅうに押し込んで焦がさないように常に混ぜながら、スープを維持していく。見た目グツグツ煮込んでいるだけに見えても、スープが減っても売り切れを出さずにレヴェルを一定に保つ事の難しさはプロにしか分からない難題なのである。

同様に仕込んでいるように見えても作り手のカラーというものが出て、大阪の穴井店長と本店の大嶋店長(通称ヤス君)のラーメンにも違いが出る。無鉄砲のスープはとんこつスープなのに獣臭を極力抑えているのが特徴の一つだが、大嶋店長のは若干臭いが出やすい傾向にあった。大将の下で経験を積んでいるとはいえ、骨の投入タイミング等自分で体得するしかない微妙な感覚の差が大将のスープとの差となって現れてくる。今日のスープはネガな臭いは一切感じず、甘みもナカナカのモノであった。もういつ卒業しても良いレヴェルなんだが本人はもっと勉強したいらしい。

久々にカタメンで頼んだ麺はいつになく太めで予想よりゴワつく印象だったが、日本めんが太めにシフトしたものを送ってきたらしい。昔の香り豊かな時ほどではないが食べ応えとしてはひょろいと言われるような代物ではなくスープとの相性も良かった。無鉄砲が100%自家製麺にすると日本めんも打撃を受けるので向こうも必死なのだろう。


カムロ