「弥七」@中津 醤油ラーメン+へた丼 2006.03.02實食

昨夏の限定「鶏おろし」以來の訪問になつた譯ではあるが、開店から2年かけてやつと基夲メニウ三点セツト(つけ麺、塩、醤油)+へた丼を制覇。
ここ何年かで大阪には實力のあるお店が増えて來たので、フオローするのが大變ですわ (^^;;
定期觀測したいお店だけでも「無鉄砲」「麺哲」「カドヤ食堂」「弥七」「きんせい」「一信」「洛二神」「麺や輝」「天神旗」とあつて、その次点が「東池袋大阪大勝軒」(前囘id:menmenmen:20060221#p1で次点に轉落)「豚一」「楼蘭」「がんこ十八代」・・・それに新店や話題店を噛ませると、なかなか一軒の店に頻繁には行けない。。。



さて、初めての「醤油」であるが、以前食した「塩」と較べるとグルタミン酸系の旨味が強く、それに伴つて甘さがややくどく感ぢられた。しかし、それはあくまで比較の上での問題で、「甘つたるい」と言ふほどでもない。
スープ自體は相變はらづクリーミイではあるものの、以前の記憶より粘度が低くサラリとしてゐる樣に感ぢられた。此のサラリ感は麵との 絡みが惡く 、加へてツルツルと滑らかな表面を持つ自家製多加水麵は、それに輪をかけるかの樣にスープをはじく。
凡百の麵なれば、スープをはじいたこの時点で「相性が惡い」として 普通はアウト であらう。しかし、「弥七」の麵はわざと絡むことを拒否することにより存在感が際立ち、逆に麵自体のうまさを味ははせてくれるのだ。
麵に絡まないスープとスープをはじく麵、といふ決して相容れない要素が、結果的にマイナスとなつてゐる譯ではないところがここ「弥七」の凄いところであらう。スープの味につひては好みが分かれるかも知れないが、他に似る者が無い 唯一無二の味 、そして、この美味い麵。


★★★★★ !!!!!


・・・といきたいところではあるが・・・


月 旧一的評價;★★★★


★★★★★ にするには中毒性といふか、「またすぐにでも高速を飛ばして食べに來たい!!」といふ訴求力にやや欠ける。まあ此は個人的な好みの問題かも知れないが。
私が「弥七」で食べる優先順位:つけ麺>>塩≧醤油 


追記
ちうか鍋で焙られたバラ肉がゴロゴロと載る「へた丼」 (゚д゚)ウマー 。ぷはあ、のアテとしては最高だらう。



2009.06.11追記
現在は醤油>つけ麺(冬場のみ)>塩、くらいかな。


弥七