天下ご麺@大津 近江塩鶏麺 650円食

正式なお店の名前は「大津 天下ご麺」だそうでつ。

本日オープンなので30分前に並びましたが、11:30のオープンを前に15分に入店開始になりました。店内はカウンター20席のみでちょっと薄暗い店内は、和風のテイストで随所に木材を使った落ち着いた雰囲気です。
ここも食券制になっており、食券機で見ると注文したい近江塩鶏麺が近江鶏塩”飯”になってるので戸惑いましたわ(^^;。単なる食券機の間違い。オレが万札で食券を買った後の人が、「つり銭切れ」で食券機が使えなくなるハプニングも(^-^;。最初とは言えホンマちゃんとしとけよ!
席に着いてお冷が出されるが、信楽焼と思われる黒い湯飲みで冷たい麦茶が入っていた。なかなかお洒落である。注文していたラーメンが出てきた。木の小さな(といっても器よりは大きい)お盆にうどん鉢のような丸い器にラーメンが入っている。器はちょっと小さいぞ。盛り付け自体は綺麗で旨そう。一口スープを。んんん、ちょっと甘めだが割と出汁も効いてて旨いが課長さんも多いぞ(--;。味的には風花を彷彿させる味わいでオレは苦手だ。麺は細めのストレートでちょっとやわいのが残念。具は、白髪ネギ・鶏チャーシュー・ほうれん草・メンマ・糸唐辛子・海苔。鶏チャーシューと言うよりは、煮鶏と言う方がいいのか?味付けは塩辛い。スープが甘めだからそうしたのか?メンマは逆に甘すぎ!ちょっとバランスが悪いですな。
席を立って店を出るまで誰も「ありがとうございました」の一言もない!もっと客の動向を把握しろよ!ホールに居たオバハンも避けるだけで何も言わない。こんな店は初めてだ!北海道から帰ってきて、久々に口の中が痺れてます(^^;。
い。 12点

???ラーメン「一(KAZU)」@北大路 Wスープラーメン 2004.09.04實食

最近、やつと關西圈でも魚系のダブルスープの店が増えて來たが、まともな店はせいぜい數軒に過ぎない。京都市内では未だ評價し得る店には當つてゐないので、この「一(KAZU)」には少なからづ期待してゐた。しかし、巷の評價ではまだ安定していない、との聲が強かつたので早い時期の訪問は避け、開店4ヶ月少々經た夲日、初めて試してみた。
スープラーメン(並)650圓を ちう悶 www


スープラーメン並・650圓


見た目はよくある豚骨醤油風で、期待してゐた魚の香りは 全くしない 。スープを啜つてみても普通の豚骨醤油とどこが違ふの?!といふ程度で、肝腎の魚系の旨味は完全に脇役に囘されてゐる。
ただの「和風豚骨醤油」とでも言つてゐればこの程度でも許さるるだらうが、「ダブルスープ」を標榜してゐて此の程度の味なれば、詐欺とまでは言はないまでも誇大広告 と言つて差し支へはあるまい。
ネーミングとその内容の著しい乖離については目をつぶつたとしても、ダシの内容として特に何かが足りない譯ではないのだが、 味が平板で奥行きが淺い のんが致命的。バランスも惡くはないし特に飽きが來ることもないけれども、 また來よう!!と思はせる吸引力は皆無 である。
輕くウエーブがかつた細麪は、最近の惡い流行りである、ところてんか糸蒟蒻みたひな食感の、ツルツルとはしてゐるが噛むとゴリツとした不快な食感が來る プラステイツキイな タイプ。京都傳統の、びによ〜〜〜ん、とのびるヤワ麪よりは此のスープには合ふのかも知れないが、決して美味いとは言へない麪だ。
チヤーシウは脂身の多い卷きバラタイプ。スープがあつさり目だから此のタイプのチヤーシウでいいバランスなのかも知れないが、夲日は私の体調のせいか、はたまた單なる消化噐の老化のせいか、やや 脂身が氣持ち惡く感ぢられた 。また、炭火で炙つてゐるのがウリであるやうだが、少なくとも私が食べた分に關してはただの卷きバラ煮豚との違ひは全く感ぢられなかつた。炭火ならぬガスバーナーで炙つてゐる「○竹」のチヤーシウの方が余程香ばしい。
全体の印象として、目指すべきラーメンの明らかなヴイヂヨンを店主が持たづに 漫然と作つてゐる 樣に思はれる。それ故、ダブルスープもただの客寄せ看板以上の何物にもなり得てゐないのだ。
現状の儘で良しとするなれば、さういふ店の方針もあつていいだらう。私が二度と行かなければいいだけだ。ただ、現状を改善し、より良いラーメンを作る気概があるのなれば、 もつと美味い店を喰ひ歩くべき である。關西なら「無鉄砲」奈良店の醤油、「大天徳」のラーメン、「東池袋大阪大勝軒」のつけ麪、「麺や輝」のラーメン、再開すれば「秀一」三国店の和風豚骨、少々落ちるが「麺屋 桜蘭」のラー麺と「洛二神」の和風中華そば、未食だけれど「きんせい」の和風とんこつ等々。


月 旧一的評價;


せめて「楼蘭」レヴエルの味出してから、「ダブルスープ」を名乘つてくれ。

「なからぎ」@北山・植物園北 2004.09.04實食

蕎麦シーズンを待ち切れづ、久々に訪問。
端境期で蕎麦の質は落ちてる筈なのに、相變はらづ安定した味。此処の「粗びきざる」はよくある挽きぐるみタイプの色の濃いモノではなく、微妙に甘皮が混じつていて繋がりがいいでし。
アタリマヘのことを、アタリマヘに出來る數少ない蕎麦屋。う〜〜ん、いいでしなあ。
營業時間が11時半〜16時半迄に變更になつた樣である。まつとうな蕎麦屋の營業時間となり昼の混雜時を外してゆつくりと酒が飮めるのは嬉しいが、平日夜に行くことが叶はなくなつたのは少々殘念かも。


月 旧一的評價;★★★