「麺哲」@豊中 TKO 2007.10.13 實食

店主・庄司氏の一番弟子、河崎氏が年に一度(なのか?)作る、此の「TKO」も既に3囘目となる。
初囘*1 *2:豚骨オウンリーにしてはサラリとしたスープ
2囘目*3:ダシ自體は評價出來るが、醤油のカドが立ち過ぎてをり「だだ辛い」味
・・・であり、2囘目が豫想外に惡かつたのが殘念であつた。
今年はタレを工夫した、とのことであつたので、期待して食してみる。


TKO


・・・美味ひ。

旨味のバランスが絶妙だ。
平氏は「この店では使わない筈」と書いてゐる(下記)が、通常は豚骨オウンリーのスープで無化調だと、グルタミン酸不足を強く感ぢてしまふものだ。私はラーメンの製作過程ではなく結果として出來上がつたラーメンを評價してゐるので、これだけの旨味が出せてゐるのなれば化調を使つていよううがいまいがどちらでも構わない。しかし、夲當に無化調だとしたら、波平氏同樣どの樣にグルタミン酸を補つたのか、が確かに氣にはなつてしまふ。

どんどん食べ進んでゆく。
・・・すると、だんだん食べにくくなつて來た。
そう、昨年感ぢられた 「だだ辛さ」が顏を出して來た のだ。確かに昨年の樣にひと口目から「カドが立つ」感ぢではなかつたし、特に塩分が多過ぎるだけ、といふ譯でもないのだが、兎に角喉が渇いてゆく。
一應、スープは飮み干したものの、麪を上げてから最後のひと口を飮むのは苦痛でしかなかつた。
この「だだ辛さ」の元凶は一體、何なのであらうか?昨年の記亊にも書いたが、やはり再加熱に問題があるのであらうか?それとも、單純にタレの問題?
私の翌日に食せし波平氏は絶賛の評價をしてをられるので(下記)、もしその間に何かが改善されてゐるのなれば何を變へられたのか、とても興味深い。


月 旧一的評價;★★+0.8。