「スープ食道 宝」 宝豚骨ラーメン650圓 2006.02.06實食

手を替へ品を替へメニウがころころ變遷するこのお店、なかなかフオローするのが大變だ。(もろに店の策略に乘せられてしまつてるのだが)
11月に「豚塩ラーメン」なるものを食したのだが、その醤油ダレ版がこの「宝豚骨ラーメン」となる。
ちなみに、「豚塩ラーメン」は「とんこつを手間と時間をかけ、じっくり煮込んでとろみを出した、クリーミーでコッテリスープ仕立ての一品。とんこつ好きの方におすすめです。」との能書きがあり、味の落ちた(現在はメニウ落ちしてる)「Wスープラーメン(id:menmenmen:20050816#p3・id:menmenmen:20050825#p1)」や一瞬で消えた「肉味噌ラーメン(id:menmenmen:20050908#p1)」の樣に闇雲に脂をブチ込んだ感はなく、そこそこ乳化されてそこそこまろやか。例のごとく流用の 多加水麵が今ひとつ*1合つてゐない のを除けば別に大きな問題は無いが、「豚骨」として美味いかといふと、やはり「そこそこ」でしかない・・・といふモノであつた。

ところでこの「宝豚骨ラーメン」、ぱつと見が「無鉄砲」の豚骨ラーメンによく似ているのだ。
今日に限つてデイヂキヤメを持たづに行つたので写真が無いのが殘念ではあるが、黒い丼の縁に背脂が飛んでる様なんかはまさに「無鉄砲」風である。薄切りのチヤーシウに濃い醤油味をつけてあるところなんかもそれつぽく、ラーヲタ用語で言ふと「無鉄砲インスパイア系」とでも表現したら良いであらうか。
しかし、いくら外見を眞似やうと、その本質に迫らねば意味は無い。結局「豚塩ラーメン」同樣、そこそこ乳化されてはゐるが あくまで「そこそこ」 でしかない。「宝ラーメン」のものを流用した麵は やつぱりスープと合つてをらづ 、ただ醤油ダレだといふだけで、 さして見るべきものも無い 一杯である。


月 旧一的評價;

*1:「全く」の意