第一旭木津店


ジャンボ

私のラーメン人生の中で、流しの屋台のラーメン以外で一番付き合いが長いのがこの第一旭チェーンで、もうかれこれ35年位通っている事になる。最初は京都の堺町店(閉店)。昔は偏食でチャーシューすら食べれなかった私に好都合なメヌー『肉なしラーメン』というのが有り大盛りでも¥120程だった。当時のスープは綺麗に澄んだ醤油色で、現在のようなアクが浮いた雑味満載のスープではなく、非常にお上フィンなスープだったと記憶している。メンマが好きになったのもこの店の影響である。木津店は写真のメヌーが飾られている事からもわかるように城陽フランチャイズチェーン系で国道筋に面している割には看板も目立たず、駐車場も分かりにくいのにこの地で営業を初めてから結構な時間が経過しているがアボーンする気配は無い。以前に比べて白っぽくなった麺はカタメでと指定したにも関わらずヤワメではないかと思うくらいのノビ気味の麺で出てきたのには閉口したが、まあこんなもんだろう。惜しむらくは、スープの酸味が強いうえにタレの味ばかりが前に出てこの店の特色である肉の旨みがかなり希薄になってしまっている事で、私にとっては『ライトアキラ』でしかなく、残念である。

禿<かむろ>波平