福三@北山通西のどんつき間近の北側

ついこなひだ「濃厚鷄そば」試したばかりの樣な氣がしたのに、既に18日が經つてゐる。夲當に最近、日の經つのが早くひなあ・・・
夜の部の訪問時、さすがに「濃厚鷄そば」は賣切れてゐたので煮卵をアテにビイルを一夲飮み、「福三ラーメン」をちうもん。
スープをひと口飮んで感ぢたのは、甘さが抑へられたこと。あと、麪をすすつた際にひろがるアンモニヤ臭は以前の儘なのに、スープ單品で飮んだときのナムプラーの香りが弱くなつたことである。
甘さに關しては使ふリンゴの量を減らしたからの樣だが、ナムプラーは減らしていなひのでタレをいぢつた關係ではなひか、とのこと。味のまとまりとして特に惡くなつた譯ではなひが、私としては獨特であつた香りと甘さが弱まつてしまつたので、「福三」ならではのオリヂナリテイが薄れて凡庸になつた感が強ひ。
4月末にダシが全く駄目だつたことを思へば許容範囲ではあるが、個人的にはこの樣な味ならば他のラーメン屋に行つても代用が効くと思つてしまふ。立地条件に惠まれなひ店であればこそ、唯一無二の個性をわかりやすく出さなひと、特に遠方からの客にはなかなか再訪して貰へなひであらう。
店主が以前の甘さよりも現在の味の方が美味ひと思つてをらるるならば、それは仕方の無ひことなので甘さを抑へた此の味を全否定する氣は毛頭無ひ。でも「福三」の甘さは「甘つたるひ」甘さではなくとても好感を持つてゐたのだが・・・。同行者も「前ほど『また來てみたひ!』と思ふ味では無かつた」と評してゐた。

月 旧一的評價;夲日の出來なればオマケして☆☆☆位。