弥七(つけ麺1.5玉)


「こ〜〜んなに盛り上がつといて、大したことない味だつたらタダぢやあおかんゾ!!」
との氣持ちで、比較する爲亊前に「大勝軒」(西宮)のもりそばと「一巴流」のつけ麵を食しといてから「つけ麺」を頂きますた。
先づおふ會で「麵が旨い」と言はれてますたが、それは さほどでもなかつた でし。試したのはつけ麵のルール通り水で締めた方でしが、やや締まり過ぎていて「コシがある」といふよりも「ただ硬いだけ」寄りの食感になつてますた。
もしかしたら温かい方の麵ならもすこしユルくていいのかも知れませんが、この麵は元々、つけ麵剥きではないかも。
さて、つけダレの方でし。
おふ會でひと言、の時に「東京の時と味を變へないで下さい」と御願ひしとひたんでしが、この味ぢやあ變へるも變へないもないわ (^o^;;;

見た目はまさに「とんこつもどき」スープの如し。鷄が基夲、といふ亊前情報なければ「これナニ?!」とヴイジユアルで退いてたとこでし。
しかし、食べてみるとそこには 想像を超へた卉界 が!!
乳化度合は私の好むコラーゲン樣ではないものの、某らーメモにあつた通り、まさに牛乳の如し。
深いコクがあるのに安つぽいブロイラー臭さや太陽が眩しかつた・・・ぢやあない、氣持ち惡い後味の○ルソー味も無く、マターリとした脂に包み込まれてか甘味も酸味も突出せづ、渾然一体となつたまろやかさを形作つてますた。刻みタマネギやラツキヨ(此は食べてるときにわからなかつた!)もいいアクセントになつていて、その味たるや、例へるなれば「フレンドフーズ*1」で買つて來た胡麻ドレツシングの樣?!
他の人は「マヨネーズ」「タルタルソース」等の表現、それに對して私は「胡麻ドレツシング」・・・藝が無いでしな。でも「サラダ麵」なるメニウがあるのもうんうん、と頷ける味でし。
私はキワモンは嫌ひでし。特に、小手先でただ目先だけを變へた樣なシロモノは論外でし。
しかし、その私が「弥七」のつけ麵で尻構マン足出來たのは自分でも不思議ですた。
何故なんだらう?と改めて味を思ひ返したとき、以下の「つけ麵」としての基夲をハズしてゐないことに氣附きますた。
・甘い
・酸つぱい
・しかし兩方とも突出してゐない
・ダシがしつかりと取れてゐる
・食感を邪魔する刻み海苔がかかつてゐない
(白髪ネギに關しては、その食感は全く氣になりませんですた)
うーむ、基夲を踏まえての外し技。その出來は想像以上ですた。


月 旧一的評價;★★★ 。(つけ麵のみの評価。期待料込み)


ま、王道をハズしてるから最高行つてもこの位でせうか?それとも、今後もつと は増へるのか??
某腐氏のんを少し頂いただけでしが、普通のラーメソのスープも尻構甘かつたのんも氣になつてまし。甘つたるいラーメソを毛嫌ひしてゐる私がそれでも滿足出來るのだらうか・・・?