らーめん「こぶ志」 塩系どろ壱号(10食限定) 2008.07.26實食

食べ物に「どろ」といふ亂暴なネーミングには、そのセンスを疑ふ方もをらるるかも知れない。しかし、關西では昔からオリバーソースが自社製品に「どろ」といふ名称を使ひ、商標登録*1もされてゐる。

塩系どろ壱号800圓

スープは上記レギユラーのラーメンに比して膠質成分が強い。しかし、ただ闇雲にとろみを上げただけの食べにくいものではなく、抵抗無く飮むことが出來た。

麪は「これぞ塩ラーメン!」といつたタイプの、黄色みが強いストレート麪。

麪自體の味わいには特に見るべきものはなかつたが、齒應へが良く、食感はなかなかのもの。レギユラーの全粒粉の麪もスープとの相性は惡くなかつたが、麪の命とも言へる食感が犠牲にされてしまつてゐるので私は斷然こちらの方を推す。
スープとの絡みの惡さを指摘する意見もあつたが、私の時にはそれはあまり感ぢられなかつた。

チヤーシウは塩釜ではなく、バラの炙りチヤーシウとなる。濃厚なスープにバラだと「拷問」になりはしないかと食べる前は心配されたが、スープが案外サラリとしてゐたので丁度いい案配であつた。

月 旧一的評價;★★★

こぶ志ラーメン(塩系)との評價の差は、そのまま麪の食感の差である。