「そば切り天笑」@枚方 2005.01.29實食

・・・とか言つときながら、4日前の記亊かひ!!・・・なんて言はなひでね(^-^;;;

#1;開運(「お酒セツト」の酒)
静岡の酒らしく吟醸香が立つ。記憶に殘る「開運」はサラリとした後味だつたのだが、今囘は少々その甘さがくどく感ぢられた。もしかしたらグレードによりイメイヂが違つて來るのかも知れなひ。

#2;そばがき
蕎麦米の食感をわざとそのまま殘した樣な超粗挽きの蕎麦掻きは、少しねっとりとしていておはぎを食べた時の樣な粒々感が舌の上で樂しめる。香りこそ今ひとつ立たなひが、食感で食べさせるタイプである。

#3;蕎麦
ピン!と角が立ち、喉越しも良ひ。噛んだ際の食感がシコシコと良ひのは蕎麦を噛んで喰ふ關西人向けなのか。
香りはほのか・・・と言ふか、弱ひ。それ以上に問題なのは蕎麦が水つぽひことである。特に水切りが惡ひといふ譯ではなひので蕎麦自體にやはり問題があるのであらうか。

#4;ツユ
猪口に入れられて供さるるツユは初訪時は「ダシが少し弱ひが許容範囲」と評價してゐたが、今囘は殘念ながら許容範囲外の味であつた。關西圈のツユとして、かえしが弱ひのはまあ仕方無ひのだが、ダシの鰹も全く香らづとても水つぽひ。
結果、水つぽひ蕎麦を水つぽひツユに漬けて喰ふことで、食後に味が薄かつた印象しか殘らなひ。ダシの取れていなひラーメンを評する時に使ふ、「フアミレスのコーヒを飮んだ後の樣な後味」だ。

月 旧一的評價;☆☆。