「鳥せい」本店@京都市伏見區 2004.03.26實食

職場の御近所なんでいつかは試してミネバ・ラオ・ザビと思ひつつ、なかなか昼間にヌけれませんですたが夲日はしりつが無い上に天氣も良く、銀行にイくといふ口實で脱出、イつて來ますた。

鷄料理店のラーメソといふことで澄んだスープを想像して行きますたが、牛骨スープの樣にやや白濁した、輕くとろみのあるスープですた。さういへば確かに以前、此の店で食した鷄飯(けいはん)にかけ囘す爲のスープも濁つてますたね。

そのスープ單品ではなかなか美味かつた記憶があるんでしが夲日のラーメソのスープはややインスタントつぽく感ぢられますた。
化調センサーは輕度反應あり。鷄の旨味が出てるだけだよ、と言ひ切られたらさうなのかな?と思へてしまひさうでしが、僅かながら不自然さが殘るのは確かでし。
でも、インスタントつぽひのんは化調のせひではなく、ややきき過ぎのスパイスが原因だと思はれまし。
ダシはなかなかしつかりと出てゐて、それでいて餘計な脂分が出ていなひ爲臭みもなくそこそこのコクも感ぢたんで、スパイスのバランスだけが殘念ですた。

白ひ細麪は、例の京都に多い、びによ〜〜ん〜とのびるタイプでイマイチ。
でわどんな麪なれば合ふかといふと、太麪にするにはスープにパンチが無いし、細麪のままでいいからもすこしのびにくいのんがいいでしね。

チヤーシウのかわりに煮鷄(胸肉?)が載つてましが、笠岡ラーメソ程味が染みたタイプではありません。
他の具はネギ、モヤシ、メンマと一緒に例のやや乾燥した細切りキクラゲでしが、此のスープにモヤシとキクラゲは不要でし。

塩ラーメンとして不足してゐるものは特に無いとはいへ、全體として滿足行く出來映へかと言はるると否、でしね。

月 旧一的評價;★★