麺匠「四神傳」@四条畷→守口に移轉 豚骨醤油 2005.12.13實食

ラーメンジプシーな日であつた。
きんせい」→ (>_<,) 第二火曜日はお休み
「ちぇり〜亭」→ (>_<,) 何故か木曜までお休み
「四神傳」@四条畷(>_<,) 「超らーめんナビ」で探して行つたのに、移轉でお店が無い
・・・で、涙ながらに波平氏に電話でヘルプを頼み、移轉先の場所を教へて頂き何とか辿り着くことが出來た。
きんせい」のていきう日確認せづに行つたのんは私のミスだけど、それにしても三軒續いてアウト、といふのんは人生初めてではなからうか・・・?
しかし、場所こそ聞いたものの、ナニを食べるべきかを聞いておくのを忘れた!!
o(>_<,)o ・・・確か地雷メニウがあつた筈なのに!!!
メニウ裏の能書きを讀んで、どれにするかを迷ふ。「豚骨塩味」がトツプに來てゐるので、此が店を代表するメニウなのか・・・?



しかし!!
メニウの表書きを見てみると、此の「豚骨塩味」は「ライト系」と書いてある。私は以前より「豚骨」を名乘りながらろくにダシのとれてゐないシヤバシヤバなスープを 「とんこつもどき」 と呼んでゐるが、卉間ではそれをオブラートに包んだ表現で 「ライト豚骨」 なんぞと表現してをり、そのことが思ひ出されてしまつたのでパス。
そして高槻〜寝屋川〜四条畷〜守口、と徘徊してゐるうちに19痔半を囘り、かなり空腹感が募つて來てたので、「喉に絡みつくほど濃厚なスープ」である「豚骨醤油」を ちう悶 www


四神そば豚骨醤油味550圓


スープを一瞥した限りではそれほど乳化は強くなく、「案外シヤバいのでわ?」つてな印象。ところがスープをひと口飮むと、喉に引掛かるほどではないものの十分な膠質成分の存在を感ぢることが出來たのだ。能書きを見ると 「豚骨、豚足、ロースなど數種類の部位を煮詰め、さらにスープを追い足して超濃厚なスープに仕上げました」 となつてゐる。此のゼラチン感には豚足もひと役買つてゐるのかも知れない。
タレはグルタミン酸味があまりしないのでスツキリとした後味。かういふ場合、ともするとドライ感が強まつたり醤油辛さが際立つてしまつたりするものだが、此のスープはそれつぽくはありつつも「醤油辛さ」と感ぢさせぬギリギリの線で踏みとどまつてゐる。但し、波平氏が前囘訪問した際*1はかなりしよつぱかつた樣であるから、今囘の味はそこから進化したものなのか、はたまた單なる偶然に過ぎないのか、今後要觀察であらう。
麪に關してはあまり印象に殘つてゐない、といふのが實感だ。大きな違和感も無いかわりにさして美味いとも思へなかつたのだが、先づスープありき、なのでヘンに自己主張してスープとケンカする麪よりも、こちらの方が全體のバランスを取るにはいいのかも知れない。
卷きバラチヤーシウは波平氏のレポートの樣な塩分の強さこそ感ぢなかつたのだが、此の濃厚スープにバラのチヤーシウだとこつてりのオンパレードで些か(かなり)くどすぎる。だからといつて腿肉にしてしまふとちとやり過ぎになつてしまふだらうから、間を取つて肩ロースの薄切りくらいにした方がいいのではなからうか。餘談ではあるが、ラーメンを食べてゐる途中は 拷問の樣に感ぢられた 此のチヤーシウ、持ち歸りで食したらビイルのアテとしては結構美味しく頂けた。ただ、今度は味付けの薄いのが逆に物足りなく感ぢられてしまつたのではあるが。
トツピングの刻み海苔は、つけ麪においては麪の食感を台無しにする 惡魔の陰毛 として、店主のセンスの無さの象徴となるのであるが、今囘は意外にも全く氣にはならなかつた。ただし、當然の如く味の向上には何ら寄与してゐなかつたので、何らかの理由ありて刻み海苔でなくてはいけない、といふ確固たる信念があるのなれば仕方無いが、それも無しに ただただ漫然と 載せてゐるのなれば即刻、廃止した方が良からう。
某所で此の「豚骨醤油」は 「ありし日の『真風』@大和田の『大地』を彷彿とさせる」 といふ意見があつたが、確かに「真風」が タレが決まらづに惱んでられた頃の味 に似てゐなくもない。此のテのスープは味が單調になつてしまひがちなので、タレをきつちりと作り込めばまだまだ進化出來る餘地がある。


月 旧一的評價;★★★★★ (2.6〜2.7くらいか)


現状では京都に住む私が、わざわざ遠征してまで食べに行きたくなるだけの魅力があるとはまだまだ言へないが、 これからの成長を期待したい店のひとつ ではある。まあその前に我が親愛なるラーヲタ、某メシチヤ氏が褒めてをられた「和風醤油」も一度試してみなくてはいけないのだが。


麺匠四神傳

*1:id:menmenmen:20051107