天下ご麺なさひと謝れ@滋賀県水口町

2003.10.12實食、淫手運轉逮捕記念で掲載つ。
皆がこき堕ろすほどそんなに酷ひ味ではなかつたでしが、裸吐く「支那そばや」とは全く別物。
支那そばや」のダシはとてもしつかりとしてゐてひと口含むと味が口中に広がり、飮み込むとさらりと潔く消える・・・かと思ひきや、一瞬後に後味が再度開花して、それがなだらかに尾を引いて行く、といふとても複雜な味わひ。だから飮んだあと一息つくと、すぐまた次のダシをすすりたくなつてしまふのに對し、「ごめんなさいと謝れ」は平板で凡庸、口に入つたままの味が奥行きも何もなくただそのまま消へるだけ。飮んでいて「あつ、そう」位の感想しか抱けなひ單調な味わひ。
タレも前者がしつかり醤油味なんだけど醤油臭くなひのに對し、後者はただ甘つたるひだけでねぼけた樣な味。
麪は「支那そばや」が細菌流行りの鹹水少な目そうめん風(それでもコシがちやんとあつた)のに對し、「謝れ」は半透明の鹹水の存在をはつきりと感ぢさせる麪で、食感は「其の一」程は惡くなひんだけど粉つぽく、特に「麪が美味ひ」譯でもなひ。
結果、別にマズくはなひんでしが特にウマひ譯でもなく、もし何か他の用亊があつて近くを通りかかつたら寄らなひでもなひけど、わざわざこの店に行く爲だけに遠出をして、あまつさへ行列する氣などとてもなれなひ、といつた程度。「ガチンコ」で修行したかどうか知れんけど、夲家「支那そばや」との間に味にこれだけの落差があるとついつい評價が嚴しくなつてしまふ。田舎で他に目立つたライヴアルも無ひから行列出來てるけど、「分支那そばや一光」と同ぢく佐野実の七光りに過ぎなひことをよ〜〜く認識して頂きたひ。
此を機會にイチから修行し直して來たら?
月 旧一的評價;☆〜☆☆(☆1.5)、「愛しのラーメン」の評価は☆か☆☆か、どつちにしやうかなあ?