天下一品下鳥羽一號線店               冩眞は「味がさね」↑

よく「天下一品つて、一年に一度くらい無性に食べたくなる」といふ話を聞きますが、私はここ數年、まつたくそんな氣にはなれませんですた。
しかし!!夲日、その波がやつて來たのです!!

・・・と、いふ譯でイつて參りますた。
嘗てツアーが組まれたといふ傳説の「下鳥羽一號線店」。こつてりラーメソをちうもんしたくなる衝動を抑へて話題の「味がさね」をちうもん。
賣れ行きが惡ひのか、750圓の定価が680圓(税込み)に値下げされてますた。

鴨さんのペーヂでは「生姜の味がキツイ」となつてますたが、此の店では丁度いい塩梅のコテーリスープで結構ウマーですた。味噌味噌しすぎていなひのんもいいとこでし。
太麪の食感が案外良かつたのもマルですし、具のバラ肉と白菜がスープによく合つてまし。
味を重ねるのんは順に揚げ葱、おろしニンニク、白胡麻、肉味噌の順ですたが確かに變化していく味が樂しめまし。中でも揚げ葱が一番ピターリ來てますた。ピリ辛肉味噌は一定以上入れてしまふとただそれだけの味になつてしまふので、あんまし入れなひ方がいいでせう。

私は味噌ラーメソを美味ひと思つたことが殆どありません。まともなダシの店では味噌よりも醤油が美味ひですし(大体、ひとつのダシで醤油と味噌の兩方をうまく作れると思つてゐるのがあさましひ)味噌ラーメソ専門店は大したことなひとこばつか。
しかし、此の「味がさね」は私の人生の中で喰つた味噌ラーメソのなかで3夲の指に入りまし。(あとの2夲は環七「味噌一」と浜松「ガキ大将」のネギ味噌ラーメソ)
やはり、味噌ラーメソはスープがどろりとしていて太麪でなひと駄目でしねえ。

月 旧一的評価;☆2.5位。